牧野富太郎博士が愛した花として有名になった、バイカオウレン
見ごろの2月には牧野さん生誕地である佐川町の群生地に多くの人が足を運びます。鑑賞スポットは牧野公園と加茂の里、花まつりのイベントも行われますよ
加茂の里
高知県高岡郡佐川町加茂621−1
0889-20-9302
牧野さん生家の近くにあるのが、牧野公園で、桜を中心に様々な植物が植えられ、バイカオウレンも見ることができます

もう一つ、近年有名になったバイカオウレン群生地が佐川町のはしっこにある加茂、2023年に「まきのさんの道の駅」ができたところの近くです

バイカオウレン花まつり
加茂地区では花の見ごろにイベントも開催
加茂の里 駐車場
バイカオウレン群生地はJR土佐加茂駅のすぐ近く、駅の斜め前くらいにある「加茂の里」という集落活動センターに車を置いて歩いて行きます
バイカオウレンの群生地に行くには、加茂の里で入場料300円を払います
イベント期間中はちょっとした売店も出ています
良心市では地域の野菜がいろいろと販売中
この日は祝日の15時、ほとんど売り切れ状態でした
バイカオウレン群生地へ歩く
受付でもらった地図を片手に歩いて行きます、徒歩20分ほど
線路沿いのどかな田舎道を歩く
線路を渡ると看板が立ってます、車で入っちゃだめですよ
少し民家の間を歩くと、山道に入ります
歩きやすい道ではあるが、緩やかな登りがしばらく続くので日頃全く運動していない私はすぐに息が上がる
道端で「にゃおーん」とチェーンソーアートの猫ちゃんが見守る
たどり着きました、約20分、厳密には17分くらい
この場所は元々バイカオウレンの自生地でした、ずっと地元のごく一部の人しか知らない場所でひっそりと毎年花を咲かせていたのが、少しずつ多くの人に知られるようになり、見に来る人が増え、地元の有志数人が柵や看板を作って自生地が荒らされないよう、見やすいように整備されていきました
佐川町全体で行っている活動「まちまるごと植物園」のプレートがついてます、帽子の形をした「牧野博士ゆかりの地」プレートも
加茂 バイカオウレン群生地
いざ、足を踏み入れます
訪れたのは2月12日、今年は開花が例年より遅く、まだあまり花は見えません
少し咲いている場所もあり、小さくてかわいい
バイカオウレンの白いのは花弁じゃなくてガク、小さい黄色いところが花弁なんだって
よく見るとほんとに小さい蕾が小さい丸でプチプチプチたくさんあるのがわかる
上にも少し群生してるらしい、せっかくなので行ってみよう
手作りの階段があります、そこまで険しいところはないのでスカートでも歩けるくらいです
ここが最後の花見スポット
少し上にも看板があったので見に行ってみる
「バイカオウレン自生地はここまでです」更に先に進むと滝があるそうです、山登りがてらの方はもっと進んでも楽しそう
私たちは引き返そう、一番上から振り返ると森の美しさに見とれる
スーッと伸びた等間隔の杉の木、木漏れ日に照らされる下草、フィトンチッドを吸い込む気持ちのいい空気
ほんとにかわいい形状、直径1.5㎝の可憐さです
苔庭
バイカオウレン群生地の奥には苔の鑑賞ポイントがあります
入り口から、ぐるーっと回って出口に出てきます、一方通行
ウサギちゃんに見送られながら奥へと入ります
先程のバイカオウレンの代わりに苔がびっしりと緑で覆っています
ところどころに小さな椅子が飾ってあります
苔は何種類もあるようです
苔の名前を書いている場所もあります
苔庭の頂上、ここから下っていきました
バイカオウレンの花見には少し早かったけど、清々しい森の空気を堪能して楽しい里山散歩ができました
帰りはちょうど目の前を列車が通過、ここら辺は1時間に1本とかなので貴重です
線路わきには菜の花も咲き始め、もうすぐ春ですね
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