2023年6月25日、佐川町にオープンした「まきのさんの道の駅」が連日多くの人でにぎわっています。
佐川町出身(両親は現在も佐川町民)の私も楽しみにオープンを待っておりました。道の駅に併設されている「佐川おもちゃ美術館」のプレオープンの際に行って来ました。
「おもちゃ美術館」で木のおもちゃに触れて、「西村商店」で大盛りのランチを食べて、満を持して道の駅探索しました。
まきのさんの道の駅・佐川
高知県高岡郡佐川町加茂2711-1
0120-117-188
8:00〜18:00
※テナントごとに営業時間は異なります
佐川町の道の駅があるのは、国道33号線沿い。
高知市から向かうと牧野公園や司牡丹の酒蔵などがある、佐川町の中心部からはだいぶ手前の加茂(かも)という地区です。
日高村を通り過ぎてけっこうすぐ着く感じ。レストラン高知から5kmも離れてません。
左手に大きな道の駅が見えてきます、看板もあるし見逃すことはないはず。
訪れたのは平日の10時過ぎだったので、駐車場もまだ空きがありました。
駐車場内の道路がぐるりと回る一方通行になっているので初めての方は戸惑うかも。しばらくは案内してくれる警備員さんがいるので大丈夫かな。
水色のかわいらしい車、これは佐川町が運行している「さかわぐるぐるバス」3色あるそうです。
佐川町をぐるぐる循環運行しているので、車を運転しない方には便利だね。
撮影スポット
MAKINOという文字が植物で作られている辺りが牧野博士らしくていいですね。
その横には顔出しパネルがありますよ、これは写真撮りたくなるやつだ。
牧野富太郎&妻・壽衛、おすえさんが手に持っているのはきっと「すえこ笹」、他にも牧野博士が命名した植物がたくさん描かれています。
そして隣のベンチには牧野博士の帽子と植物を入れる胴乱(どうらん)が置いてあります、植物採集の途中で博士が座って一休みしたのかな?
外観からも木がふんだんに使われているのがわかる「まきのさんの道の駅」
なだらかなカーブを描く屋根が美しい
入り口前にゴルフ場のグリーンのような芝生エリアがあるけどここは何かしら?
この芝生エリアは「まきのさんのマルシェ」という名前で、仁淀川流域の生産者が集ってマルシェを行ったり屋外イベントに利用されるそうです。
その向こうに移動販売車が来てますね、いつもはクレープを販売している「cococrepe(ココクレープ)」さんが、夏の間はかき氷販売で2023年の「さかわかき氷街道」にも参加しているそうです。
道の駅施設マップ
では入っていきましょう、道の駅内はこのような配置になっているそうです。
ぐるぐるバス停前の入り口から入ります。
まきのさんの道の駅 コンセプト
総合案内
観光案内とかもしてくれるのかな?
まきのさんの道の駅には佐川町だけでなく、近隣地域の観光パンフレットも置いてあります。
私の大好きなスタンプラリーがあるじゃないか、佐川の観光スポットを巡って花のスタンプを集めると先着1000名様にプレゼントというもの。
こちら第2弾で、第1弾は4/29から始まり一カ月たたず5/20で1000人達成したらしい。今回も7月末まであるかな?間に合うかな?と思いつつスタンプ押しました。
そして道の駅スタンプもありますよ、そうでした道の駅には必ずスタンプが設置されているんでした。Myスタンプ帳を忘れてきちゃったよ、また今度持ってこよう。
刺しゅう展
総合案内横の小さなスペースで戸塚刺しゅうの作品展示をしていました。
美しく繊細な「戸塚刺しゅう」で刺された牧野博士ゆかりの植物たち。
こちらの作品は2022年牧野博士生誕160年記念の際に戸塚刺しゅう協会から寄贈されたものだそうです。師範の方々の素晴らしい技術の結晶、現実の植物が忠実に刺しゅうで再現されています。
そして、まきのさんの道の駅は壁も見どころポイントの1つ
実は佐川町は化石や珍しい岩石が多く、高知大学で地質研究をする学生たちがフィールドワークによく訪れる場所でもあります。佐川地質館もあるしね。
わかるかな?道の駅の壁、少しずつ色が違う地層になってるの。
更によく見ると、所々に小さな化石が埋め込まれている!色んな形の化石があるので観察してみてね、掘り出しちゃだめよ。
牧野博士の本
左手奥がランチを食べた「西村商店」
その手前にずらりと本が並んでます、観光パンフレットじゃなくて本だねと思ったら「牧野富太郎博士の関連本」がちょっとした図書館のように並べられており手に取って読むことができます。
これはゆっくり来た時にまた見てみたい。
窓辺に椅子が用意されていて、ここで西村商店の席待ちをしたり、観光パンフレットなどを見ている人たちが座っています。
たっくさんの胡蝶蘭が並んでいて壮観です。
まきのさんの市場
入って右手に広がる「まきのさんの市場」を見てみよう。
まず目に入るのは佐川町を中心に近隣の生産者さんの野菜やお弁当など売っている産直市「霧生関の郷」です。
ちなみにこの道の駅がある坂道あたりを「霧生関(きりゅうぜき)」って言うんです。少し先にあるトンネルが霧生関トンネル。
佐川産のりんご
珍しい佐川で作ったりんごが売ってます。こちらは佐川町にある土本観光果樹園のリンゴです。
化学肥料・除草剤を全く使っていないこだわり有機栽培りんご。ここがりんご栽培を始めた時は、高知でもりんご栽培ができるんだと驚きました。
果樹園ではリンゴ狩り・梨狩りが楽しめるそうです。
青くて小さいリンゴ、リンゴ酒を作るといいらしい。
梅酒は作ったことあるけど、リンゴ酒とは珍しい。無農薬だから皮ごと漬けても安心ですね。
佐川が誇る「地乳」吉本乳業の牛乳もあります、私これを飲んで育ちました。
吉本牛乳の特濃めっちゃおいしいよ。
佐川産のスイーツ
近年、佐川町にはスイーツのお店がどんどんできている。ここではそのスイーツが集結していて色々買える嬉しさがあります。
「とがのシフォン」のふかふかシフォンケーキ
パンは「にしむらパン」かな?
とがのシフォン、丸ごと1個も売ってますよ。
これ買って帰ったら絶対に大喜びされます。
ここ霧生関に本社がある「霧生園」のブルーベリースイーツは間違いなくおいしい。加茂地域にもブルーベリー畑があるそうです。
ハーブを使ったスイーツの「VEGEFULPORT」は日高村でハーブを栽培している農園、オーガニックマーケットにも出店しています。
佐川町の3件の生産者さんが運営する「黒岩じるし」は色んな味のプリンがあります。
霧生園の焼き菓子に越知町産の山椒を使ったパウンドケーキ、「おやつのじかん Gouter」 は加茂地区にある手作りスコーンのお店。
とってもおいしそうな揚げまんじゅう!こちらは以前越知町にあった地元で人気の和菓子店「花岡製菓店」の味を再現したもの。
数年前に閉店する際に、この味が無くなってしまうのはもったいないと越知町の地域おこし協力隊の方が花岡さんに指導を受け味を引き継いだそうです。
手作り総菜・お弁当
佐川駅のすぐ近くにあるJA佐川の直販所「はちきんの店」から、手作りちらし寿司やおいなりさん。
おいしそうなお弁当がたくさん出てる、佐川町のお店かな?
唐揚げなど鶏肉料理の「日鶏(ひどり)」は、2022年10月に佐川町斗賀野にオープンした焼き鳥がメインのお店なんだって、知らなかったお店にも行ってみたいな。佐川町のふるさと納税返礼品に選ばれていました。
「KT iファーム」も佐川町にあるお店で、ニラ農家さんみたい?ベトナム料理のお弁当やスイーツも売ってました。
西村商店のお弁当、爆弾おむすびも売ってます
ヘラクレスオオカブト
カブトムシが売られてる、なんと世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトがいるよ!
ここでしか売ってない「イノシシ革」で作ったキーホルダー
佐川町と周辺地域のお土産品
お土産物もすごい数販売されています。佐川町をメインに周辺の仁淀川流域のお土産も売ってます。
仁淀川町の特産はやはりお茶ですね、うちでは池川茶いつも飲んでます。
この道の駅内で焼き上げている佐川町産の米粉で作ったバウムクーヘン
作ってるところでも売ってたよね、後からそっちに買いに行こう。
牧野博士の土産物
牧野博士に関するお菓子やグッズが置いてあります。
よく見ると牧野博士の編みぐるみが飾られている、なかなかリアルです。
朝ドラ「らんまん」フィーバーに沸く高知県、牧野博士があしらわれたお菓子がこんなにもたくさんできているのね。
文房具やエコバッグ、Tシャツなどなどこんなものまでと驚くほどたくさんの種類がありました。
ジョウロウホトトギスなど牧野博士が命名した花のパネルが飾られてます。
サカワサイシンってどんな花なんだろう、佐川の名前が付いた花があったのね。
牧野植物園さんが紹介してました。変わった花!初めて見た、佐川のどこかに自生してるのかな?
佐川のお酒・司牡丹
牧野博士ともゆかりがある佐川町の日本酒酒蔵「司牡丹」が、どどーんと販売されています。
牧野博士にちなんだお酒もあります。
冷蔵ケースにも日本酒「日本酒には旬がある」季節ごとの香り良い旬の日本酒は毎年この季節がやってきたなと嬉しくなります。
お酒も司牡丹だけでなく仁淀川流域の酒蔵の日本酒が売られています。
とっくりにおちょこ、ひのきの桝もあります。
パン屋さんやアイス屋さんも併せて紹介しようと思ったけど、長くなったのでいったん閉めます、こちらも読んでみてね。
佐川町と仁淀川流域のおいしいものが色々楽しめる「まきのさんの道の駅」、ここで知ったお店を訪ねてみたり、佐川町のいいところも見に行ってみてね。
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