高速の大豊インターチェンジから20分弱、この高知県の山中に日本三大薬師と言われる薬師堂があると知り、秋のドライブがてら出かけてみました
大豊町のお寺と言えば紅葉の名所である「定福寺」が有名だけど、日本三大薬師なんてすごいところもあるのね
豊楽寺(ぶらくじ)薬師堂
高知県長岡郡大豊町寺内314
0887-73-0029
※薬師堂内部の観覧は要予約 内観料500円
別名は柴折薬師で、愛知県新城市の鳳来寺、福島県いわき市の常福寺と並び日本三大薬師の一つに数えられる(諸説あり)
薬師堂は国宝に指定されている
724年(神亀元年)に聖武天皇の勅願所として行基が開創したと伝わる
豊楽寺 駐車場
細くてクネクネの山道をしばらく上ってたどり着きました、ひろーい駐車場があります
広くてどこにとめていいか戸惑うくらい、案内板のある端っこに駐車
豊楽寺境内案内図
広い駐車場にはトイレも設置されています
さっそく薬師堂に向かいましょう
と向かったのがこの道です、真っすぐ行くのと下に下るのとあるよね、私たちは全く気にせず真っすぐ進んだけど、薬師堂に行く正解は下の道です、皆さんお気をつけて
上の道は木立を抜けてまっすぐ進むと
杮葺きの屋根
薬師堂の屋根横に出ます
この薬師堂は四国最古の建造物で、国宝、この杮葺(こけらぶき)の屋根も見どころの一つなのでこれを見られたのは良かった
難しいことは分かりませんが、みっしりと規則正しく木が葺かれ、なだらかなカーブを描いている、何百年も前の宮大工の仕事なんですね
平安時代って、今観てる大河ドラマ「光る君へ」の頃に建ったのかしら、歴史ロマン
ところどころ修復のあとがあるけど、むしろこの程度の修復で維持できているのがすごい
とか思いながら進むと下に下りる石段があったので、えらく険しい道やな・・と思いながら降りてみたが、ここからは薬師堂には行けず、戻る
この道は昔ながら下から徒歩で参拝に来る人の道なのかな
ちょっと戻ると薬師堂へと下りる階段発見
さっきは屋根に見とれて全然気がつかなかったよ
薬師堂
下りてきた階段は薬師堂の後ろ側になり、裏口的な?屋根を見たい人が上がって行くための階段なのかな?
小さなお地蔵さまがたくさん、苔むして静謐な美しさ
鐘楼
手水石
自然の大岩を活かしたワイルドな手水石、昭和56年に寄進されたものです
こちらはお線香をたてる巨大な香炉
龍と共に土佐・山内家の家紋がついています
豊楽寺薬師堂は長宗我部元親や山内一豊からの信仰もあつかった場所
お参りの場所、本堂より手前に賽銭箱と鐘があります
本堂は閉められています、事前に電話予約をしておけばお坊さんのご案内で参拝することができます(有料)
お参りできれば中まで見れなくてもいいやと思っていたので予約はしておらず、少し離れたところからカンカンと鐘を鳴らしてお参りしました
本堂は見れなくてもご祈祷の護摩木やお札なんかはお願いできるのかなと思っていたけど、想像以上に全然無くて人けも無く、予約したらよかったかもと思いました
帰りは正式なルートで出ます
こちらも紅葉はしておらず、緑が美しい、歴史ある建物はどこを撮っても趣があって素敵です
駐車場から下に下った道の先すぐにあったのね薬師堂
大師堂・本坊
駐車場に戻って、大師堂にもお参りしようと本坊・庫裏の方に向かいます
こちらはご住職の自宅も兼ねているのかな?新しい建物にきれいなお庭
知足の蹲踞(ちそくのつくばい)
美しく苔むしたつくばい
瑠璃光殿(護摩堂)
立派な建物、かなり大きいです、ここで護摩祈祷が行われるのね
大師堂
では大師堂でお参り・・・はっ!にゃんこ!
ぴゃっとどこかに行ったにゃんこを気にしつつお参り
お寺の猫
はっ!!にゃんこめっちゃおるやん(この中に1匹ニセモノが居ます)
よく見ると家の中から外猫を見つめるお寺にゃんこ
↑上の写真、壁際の白猫は置物なんですよ
人懐っこい1匹がにゃお~んと寄ってきてくれました
猫たちに見送られながら豊楽寺をあとにしました
高知に日本三大薬師を有する貴重なお寺があるとは今回初めて知りました
お薬師様というと、あらゆる病を癒し、健康を守ってくれる仏様
病気平癒の祈願に全国から人が訪れているんでしょうね
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