高知駅から500mほど南に行った場所にある小さなラーメン屋さん「まつみ」に初訪問。
以前は「土佐料理まつみ」という大きなビルで、たくさんの板前さんやお運びさんがいる立派な料亭のようなお店だった場所。
まつみ
高知市はりまや町3丁目3-5
088-883-2133
11:00〜15:00
定休日:水曜、木曜
土佐料理まつみ
「土佐料理まつみ」は昭和23年創業の歴史ある店で、入ったことはないけど馴染み深い店でした。佐川町出身の私は、日曜にお街に遊びに行く時はきしゃに乗り、高知駅から歩いて行く事が多かったので、何度も前を通っていたのです。
ビルの壁面には大きな鰹が跳ねており、大人の人たちが宴会するお店なんだろうなと思いながら通り過ぎたものです。いつ無くなったんだっけ?とGoogleマップで調べると2014年にビルが取り壊され、2015年にはその跡地にコインパーキングと小さな「まつみ」ができていました。
これ、以前の「土佐料理まつみ」の様子です、見たことあるでしょ?Googleさんすごい。
たぶん今の「まつみ」も「土佐料理まつみ」の方がやってるんだろうね。
まつみ 駐車場
店前の専用駐車場は1台か2台だけど、となりの「あなぶきパーキング」に停めると「まつみ専用駐車券」をくれます。
パーキングの場所も昔のまつみなので、パーキングのオーナーでもあるのではないかな?
パーキングには7台停められるけど、まつみは人気なので満車の事もあります。
日曜の12時過ぎ、停められてよかった。
並ぶことも多いらしいけど、待ってる人はいないみたい。
と、思ったけど店内に1組待ってるお客さんがいました。でもクルクル回転してすぐに席に付けました。
まつみ 店内
カウンター5席ほどとテーブル席が2つ、こじんまりしたお店です。カウンターに座ります、目の前が厨房、店名が入ったどんぶりが積みあがってます。
テキパキと働いているのは3人、みなさん高齢のベテランさん。気づけばお客さんも年齢層高め、昔のまつみの頃から通われている常連さんかな?
まつみ メニュー
「中華そばとバッテラの店」というだけあって、メニューはシンプルにそば&寿司
ところで、バッテラって鯖寿司とは違うの?
舟のような形をしていたことから、ポルトガル語で小舟を意味する「バッテーラ」という名が付いた。
バッテラは四角いけど、鯖寿司は半身を丸ごと使って巻きすで巻くので丸い形状、鯖もそのままなので身に厚みがある。バッテラは薄く削いでるんだね。
夏限定メニューの冷たい麺もある、嬉しい(冷たい麺好き
店内は満員だけど注文してからさほど待たずに料理がきました。
昭和そば 800円
「昔ながらのあっさり醤油味」
ビジュアルも昔ながら、バランスよく配置された具材、真ん中のカリカリ梅がいいアクセント。
ゴマ油の香りがする、確かにあっさり薄めの優しい味。チャーシューがホロホロやわらかくておいしい。
途中で少し自家製ラー油を垂らしてみる、優しいスープにピリリと刺激が加わっていい感じです。
バッテラ(半分) 250円
まつみに来たらバッテラ食べないとね、半分サイズがあるのが嬉しい。
キュッとしまった四角い押しずし、柚子香るきつすぎないお酢加減がちょうどいい。昔は宴会にお寿司をたくさん作ってたんだろうね。
冷麺 930円
こちらもスタンダードな冷麺のビジュアルがいいですね、キュウリ・錦糸卵・わかめ・キャベツ・チャーシュー・ハム、真ん中に大きなエビちゃん。
キャベツはちょっと珍しいよね。
さっぱり酢醤油に辛子を溶いて、歯切れのよい冷たい麺をずずっといただく、やっぱり夏は冷麺だねぇ。
五目あんかけそば 930円
こちらは以前だんなさん1人で食べに行った時のもの。まつみの一番人気「五目そば」のあんかけバージョン。
あんはそこまで粘度は高くない、さらっとタイプ。
野菜がたっぷりに豚肉も、あんかけに卵が溶かれてボリュームあります。
初めて行った小さなラーメン屋さん「まつみ」は、お店の方とお客さんの穏やかな信頼関係に包まれたいいお店でした。
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