12月の読書感想 暗い湊かなえ、さわやか辻村深月「僕僕先生」完結

読書・映画

しばらく読んだ本の事書いてなかったな、備忘録として読書履歴あげておきます。

ずっと読んでるシリーズものが3つあるけど、ついに僕僕先生シリーズが終わっちゃった、ちょっとさみしい。

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「未来」湊かなえ

ある日、突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという。
父親を亡くしたばかりの10歳の章子は救いを求めるように返事を書き始めるのだが・・。

『告白』から10年、湊かなえの新たなる代表作。

いやー湊かなえ・・・辛い、辛すぎる内容。

世の中にはこんな耐え難い環境を必死で生き抜いている、または生き抜けずに死を選ぶ子供たちがいる。そんなことを分かった気になっている自分に、生々しく痛々しくじっくりと現実が語られる。

目をそらさずに、できるならば手を差し伸べたいという気持ちが沸き上がるが、子どもたちへのあまりの仕打ちに読むのが辛い。

すごい作品だと思うが「これ良かったよ読んでみて」と人に勧めることは難しい。

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「猫の傀儡(くぐつ)」西條奈加

猫町に暮らす野良猫のミスジは、失踪した先代・順松の後を継いで“傀儡師”となった。人を遣い、人を操り、猫のために働かせるのが傀儡師だ。

タイトルに「猫」が入っていると思わず手に取ってしまう。

猫が人間を操り事件を解決するという、よくもまあこんな設定思いつくなという新しいスタイルの探偵もの。

猫がふんだんに登場して猫好きはそれだけで嬉しい、直木賞作家だけあって人も猫も魅力的なキャラクター、思いがけない謎解きと実はけっこう深い人情話。

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「かがみの孤城」辻村 深月

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
本屋大賞受賞ほか、圧倒的支持を受け堂々8冠のベストセラー。

読みたかった本が文庫化されたので早速上下セットで購入。これ最初「きつね城」かと思った(笑)

辻村深月、いいですね~。辛いことも描かれているけど、ぐんぐん伸びる若葉の香りを鼻先で感じるような爽やかな文章。

中学生くらいの思春期の世代に読んでみてと言いたくなる、本当にいい作品。

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「神仙の告白」「師弟の祈り」仁木英之

『僕僕先生』シリーズ感動の最終巻!二巻同時発売! 人間VS神仙
ツンデレ美少女仙人とおとぼけ仙人見習い男子の旅の終わりを見届けよ。
人間を滅ぼそうとする神仙と祈りを武器に神仙に抗おうとする人間、そして僕僕たちの最後の旅と戦いがここに決着。

全11冊で僕僕先生シリーズが完結しちゃいました。

古代中国を舞台にしたファンタジーで、伝説や史実を織り交ぜ硬くなりすぎずサラリとほんわか読ませてくれる、他には無いストーリーでした。

最強の美少女仙人、巨大蚕の姿をしたお姫様、人皮を空気で膨らませた美女妖怪、心地よい住居に化ける狸、などなど魅力的なキャラクター満載でワクワク読み進められる。

終わっちゃうのは残念だけど、程よい長さできれいなエンディングでした。

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「むすびつき」「てんげんつう」畠中恵

祝・しゃばけ20周年スタート! 累計900万部突破のシリーズ
若だんなは、一体誰の生まれ変わりなの? 金次との宿命、鈴彦姫の推理など、人と妖との絆にほろりの第17弾。
仲間の為、許嫁の為、危険に飛び込む一太郎の決意が光る、急展開の第18弾。

しゃばけも20周年なのかー。あいかわらず長崎屋の若だんなには様々な事件が巻き起こる。

許嫁おりんちゃんのために奔走する姿は成長を感じる、嬉しさとさみしさもはや親目線。

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WWシリーズ 森博嗣

「キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?」
密室から消失した博士と隠された娘。そもそも娘は存在したのか?
「幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?」
幽霊が存在するために、死は必要十分条件か?

名前も変えてドイツで隠遁生活を送るグアトとロジ(ハギリ博士とウグイ)さすがに最近は命を狙われるような物騒な事にはならないけど、不思議な出来事にはやっぱり遭遇する。

てか、トランスファは?デボラはどうなったの?このシリーズになってからそこ完全にスルーなのがさみしい。登場して欲しい。

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「狐罠」北森鴻

私は嘘を食って育つ魔性の女
知られざる骨董業界の闇〝目利き殺し〟にダークヒロインが挑む
騙し合いと駆け引きの世界を巧みに描いた極上の古美術ミステリーシリーズ、第一弾

北森鴻といえば「民俗学者・蓮丈那智フィールドファイル」を何冊か読んだけど、2010年に亡くなってたの知らなかった(享年48歳)

内容は古美術についての知識が深まり、スリリングな展開でグイグイ引き込まれる。

主人公の若く美しい骨董商は確かにとても魅力的なキャラクターだけど、帯のキャッチは煽りすぎ。

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「怪物の木こり」倉井眉介

第17回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作
サイコパス弁護士 vs. 頭を割って脳を盗む「脳泥棒」、最凶の殺し合い

何層にもよく考えられた謎、じわじわと真実が現れてきてぞっとする。

丁寧で緻密な構成、まさにミステリー。

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「雲上雲下」朝井まかて

第十三回中央公論文芸賞受賞
子狐に山姥、乙姫に天人、そして龍の子。民話の主人公たちが笑い、苦悩し、闘う。
不思議で懐かしいニッポンのファンタジー。

表紙の絵の美しさに惹かれて手に取ると、この前読んだ「銀の猫」の作家の作品だった。

昔話が大好きだった私は、次々登場する懐かしい主人公たちに思わず頬が緩む。

子どもの頃、暗闇の中布団に入って祖母の話す物語を聞くのが好きだったなと思い出した。

そろそろ本の在庫が無くなるので新しいの買わなきゃ。年末年始用のテレビガイドも買おう。

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