牧野富太郎博士の生誕の地である佐川町には、博士の生家近くに季節の植物を楽しめる「牧野公園」があります。秋が終わって冬が始まるんだなと感じる季節に紅葉を見に行って来ました。。
佐川町の秋の恒例イベント「さかわ酒蔵ロード劇場」が始まる前の牧野公園散策です。
青源寺の大イチョウは色づいたかしら?楽しみです。
牧野公園
高知県高岡郡佐川町甲2458
問い合わせ先:さかわ観光協会(0889-20-9500)
15時ころ到着、既に酒蔵ロード劇場の準備に忙しそうなスタッフさんがたくさんいます。
でもまだお客さんは来てなくて、のんびりと公園散策を楽しめます。
白椿と赤いサネカズラが酒蔵の壁に飾られている、素敵すぎる。
夜になるとこの白壁にカラフルなアートが投影されます。
この細い道を車で進むと左側に牧野公園の駐車場があります。
大きな銀杏の木、半分ほど色づいてます。
青源寺 入り口
駐車場から歩いてすぐ右手に青源寺への登り口があります。
この石段がいい雰囲気、春は桜の花びら、秋は紅葉で飾られます。
赤い、キレイ、いいですねぇしばし見とれます。
青源寺庭園
庭園築庭の年代は明らかではないが、伽藍を再建した宝暦年代と推定される。
禅宗庭園らしい枯淡の味わい深い庭園で土佐三大名園の一つ。
(佐川町 公式サイトより)
青源寺のお庭は建物の向う側にあるので、お寺の方に声をかけて観させていただきます。
もちろん無料で、快く対応してくださいますが、ピンポン押して戸を開けに来てもらうのは緊張します。
勇気を出してピンポンを押し「お庭を見せていただけないでしょうか」というと「はいはい、お待ちください」とすぐに住職さんらしき方が出てきてくれます。
エビネ蘭かな?大切に育てられた鉢が並んでいます。
鍵を開けて、お庭が見える縁側まで案内してくれます。
「そちらからどうぞ」と案内してくれると、スイっと姿が見えなくなり、自分たちだけでゆっくりと庭園鑑賞ができます。
苔むした手水鉢がなんともいい味わい。
既に大イチョウが見えますね、まだ色づいていないかな?
寺庭園が一番よく見える場所、池があって、庭木から自然の山へと繋がっています。
一番上に名物の大イチョウがあるけど、緑の葉っぱ。こちらのイチョウは少し紅葉が遅いのかな。
ゆっくりと鑑賞させていただき、来た順路を戻ります。
パンフレットコーナーも途中にあり。
鍵が開いたままなので、声をかけなきゃと何度か奥に向かって大声で呼びかけますが応答は無し、広いもんね。
もう一度勇気を出してピンポンを押して「見させていただきました、ありがとうございました」と伝えて青源寺を後にしました。
いつ来ても素敵なお寺です、牧野公園に来た際はぜひお庭を見せてもらってください。
牧野公園
青源寺を出て少し登ると、牧野公園の看板が見えてきます。
季節ごとに牧野公園で咲いている山野草の紹介パンフレットも置いてあります。
ホームページにも同じものがありますよ。
タマムラサキ(牧野博士命名)
紫のかわいいボール、牧野博士が名付け親だったのね。
今の季節はいろんなキク科の花が咲いてます。
リンドウ
リンドウも何種類か咲いてますが種類の違いまではわからず。
上品な花ですねぇ、大好きです。
フジバカマ
サワフジバカマかヒヨドリバナかちょっとよくわからない。たぶんフジバカマ。
ノコンギク(野紺菊)
この黒い実はなんだろう?
黄色いハートを見つけました。
くるくるがかわいい。
リンドウの小道
素敵な遊歩道がありました、こちらの道に進んでみます。
階段の縁にリンドウ、たくさん咲いてます。
リンドウの小道を抜けるともうすぐ頂上です。
牧野公園の頂上には大きな岩があって登れるようになってます。
ここに来ると必ず岩に上ります。佐川の町が一望できます。
景色を楽しんだらゆっくりと下りていきます。
ナデシコ
山アジサイがそのままの形できれいに残ってる。
サネカズラ
子どもの頃は「変な実」と思ってたけど、大人になって今見ると、なんとも味のある植物ですね。
駐車場のところまで下りてきました。なにか小さなお家みたいなものをせっせと作ってます。
これにもアートが投影されるのかな?
牧野公園はどの季節に来ても丁寧に手入れがされていて、色んな山野草が楽しめます。
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