うなぎ好きの私たち、桟橋の方においしい鰻屋さんがあると噂を聞きつけたのが昨年の秋ごろ。それが梅ノ辻にある「鰻屋 成八」さんでした。
鰻屋 成八
高知市梅ノ辻15-2
088-877-5595
11:00~14:00 17:00~20:00 ※鰻がなくなり次第終了
定休日:水曜
お店があるのは、はりまや橋から少し南の電車通り沿い、大きな釣具屋さんフィッシングハヤシの向かいです。2017年7月に開店されたそうです、その前は確か小料理屋さんだったはず。
お店はこじんまりと控えめな外見だけど、旗がにぎやかに立っているので分かりやすいです。
成八 駐車場
お店の隣にも2台停められますが、少し南に5台停められる広い駐車場があります。
唐揚げ屋さんの「ちびから本舗」隣が成八の駐車場です。あ、よかった駐車場に空きがあるということはお店にも入れるはず。
「なるはち」の旗も立ってるし、看板もあります。
お店の前にも駐車場案内の看板あり。
入り口横に食品サンプルのショーケース。
お持ち帰りはこの小窓から受け取りするのかな。
お持ち帰りのメニューもあります。
順番待ちの記入表はあるけど、入れそうな感じなのでそっと引き戸を開けてみる。
「いらっしゃいませ」と女将さんが明るく迎えてくれます。先客はカウンターに1組、どこでもどうぞとの事なので座敷に着席。
座敷はテーブル2卓。
日曜の12時ちょうどくらいだったので、並んでるかなと心配だったけど幸いすんなり座れました。おそらくみなさん成八さんがランチ再開したの知らないんじゃないかな?
素敵な画が飾ってある、力強い「鰻登り」縁起のいい画で鰻屋さんにぴったり。
「明生」と銘があったので調べてみたら、日本画家の伊東明生さんの作品でした。一筆の躍動感ある鰻、素敵です。
成八 メニュー
「定食仕上げは50円増し」と書いてあって、定食仕上げ?と思い聞いてみると、鰻をご飯の上に乗せず別皿で出してくれるそうです。
注文して待つ。その間にお持ち帰りを予約してたお客さんが次々と受け取りにくる。
成八の女将さんブログを拝見したところ、成八大将は南国市の「鰻処 福」のオープニング時に料理長として働き、その後鰻の養殖を手掛ける会社で働いていて、満を持して自分のお店をオープンさせた鰻のプロ。
私の大好きな春野「かね春」さんは親戚にあたるそうです。
品質、味、全てにゆずれないこだわりを持つ職人肌の大将が、最近鮎釣りに凝っているそうで
良かったらサービスで鮎の塩焼きいかがですか
女将さんが進めてくれました。え、いいんですか?じゃあ1つお願いします。
安田川の鮎の塩焼き
すごい立派な鮎、さすがの串打ち。
安田川の鮎は全国の「利き鮎」でもグランプリを取るほど香りのいいおいしい鮎。安田川の鮎は小ぶりらしいけど、これで?十分大きいよ~ガブリとかぶりつきました、あぁ川の香りがする旬のものを食べられる幸せ。
うな重の茶わん蒸しが先にきました。
茶わん蒸しにも鰻がたくさん入ってます、ギンナン、かまぼこと具沢山のなめらか茶わん蒸し。
きました~♪器が美しい、ピカピカに磨き上げられてます。
うな丼(鰻1本) 3,000円
美しい焼き色、見てわかる表面のサクサク感を生み出すのは捌く技術が高いからですね。
あぁ、この美しさとおいしそうな感じを存分に伝えるためにちゃんとしたライティングしたい!本物はもっといいです、ぜひ現物見てください。
身のふわっと感は残ってます。うまい鰻屋は皮までうまいんだよね。
成八は大将のこだわりで、通常鰻屋に置いてある山椒がありません。
代わりに刻みわさびが添えられています。わさびがちょっと苦手な私、どうかなーと思ったけど、練りわさびとは全然違う刻みわさびの香りとピリッと感が驚くほど鰻に合います。
お漬物は奈良漬け?濃厚なお味です。
うな重(鰻1本) 3,300円
タレは卓上に置いてあるので、お好みでかけます。
初めはサクサク感を楽しみつつ少な目に、後半たっぷりかけておいしいタレを存分に味わいました。
初訪問の「鰻屋 成八」は、調度品から食器に至るまでピカピカに磨き上げられた清潔で美しい店内に静かにジャズが流れる、そしてもちろん鰻も美しくおいしく、全てが一つの作品のようなこだわりの詰まった素敵なお店でした。
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