高知では「わぬけ様」として親しまれている「夏越の祓(なごしのはらえ)」
茅(ちがや)で編んだ大きな茅の輪をくぐって残り半年を無業息災で過ごせますようにと祈る、全国の神社で行われている行事です。
ここ数年は土佐山田の八王子宮のわぬけ様に行ってたけど、今年はいのの大国さま椙本神社に行きますよ。
椙本神社(いの大国さま)
高知県吾川郡いの町大国町
088-892-0069
初詣、夏祭り、秋祭りと色んなタイミングで行っていた、いの大国さまそういえばわぬけ様は初めて。
朝10時から輪くぐり初めの神事が執り行われるということで、せっかくなのでそこから参加してみよう。
雨予報だったけど、神事が始まるころには止みました。まだ早いので露店は準備中。
いの町の名物、和紙で作られた魚(5月のこいのぼりが有名)の輪抜け様バージョンが並んでます、かわいらしい魚はなんだろう?季節柄アユかな、爽やかで素敵。
神事に参加する人たちが既に席に着いてます、私たちも末席にちょこんと座ってみた。
茅の輪くぐりの仕方
輪くぐりの説明をもらいました。大国さまでは男女が違う!
神主さんの御祈祷も終わり、みんなで輪くぐり開始です。巫女さんも一緒にくぐりますよ。
ちょっとした輪くぐり渋滞発生(笑)
「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と書いてあります、素敵。
確か八王子宮では神主さんがこの言葉を唱えながら先導してくれました。
椙本神社の七夕飾り
輪くぐりの後はお参り、七夕飾りでしょうか、和紙の吹き流しがきれいですね。
短冊がおいてあって、自由に願い事を書いて飾ることができます。なんて書こうかな。
他にも紙製の人形(ひとがた)が置いてあります、これは「形代(かたしろ)」というものでこの紙に穢れを写して神社に納め、穢れを払ってもらいます。
雨が降り出してバタバタだったため写真撮れず・・駐車場まで走って戻りました。
やはり神社はいいですね、訪れるだけで良い気を浴びられるし、すっきりと心身ともに浄化されました。
これで今年の夏も元気だ!そろそろウナギでも食べに行きたいね!
いの大国さま 夏まつり
大国さま春の大祭は土佐の三大祭りに数えられる盛大なお祭りですが、夏まつりは比較的静かに7月の初めに行われています。
6月30日が輪抜け様だからそちらのイメージが強いからかしら。夏まつりは七夕飾りが色鮮やかに飾られ涼し気で風流な雰囲気です。
願いを書く短冊が用意されていて、誰でも自由に書いてぶら下げておけます。
短冊がちゃんと和紙なのが、さすが紙の町いの町。
巫女さんが数人いらしてお守りなどの販売はしているけど、食べ物屋台などは出ていませんでした。
昼間に行ったので、夜になると出店してるかも?地元の人たちが涼しくなった頃に訪れる夏まつり、機会があったら夜にも訪れてみたいです。
2024年 いの輪抜け様
2024年は6/30がちょうど日曜日でした、佐川町のイベントに参加した帰り道に椙本神社で輪抜けをしましたよ
訪れたのは15:30、春の大祭ほどではないけど食べ物屋台が10店ほど出ていて、子どもたちがかき氷やたこ焼きを食べています
梅雨らしく降ったりやんだりの天気だったので、茅の輪には白いビニールシートがかけられています
お参りをして振り返ったらちょうどシートが外されたところでした
今年も短冊に願い事を書いて
茅のお飾り
夏越の祓にしか登場しない茅(ちがや)のお飾りを買って帰りました
青々強い茅が少しずつ色あせていくのが招福パワーが少しずつ放出されている証のような気がして心強い
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