春野町は昔からあじさいの見どころが多い場所。以前は水路沿いのあじさい街道が有名だったけど、近年その種類の多さと美しさであじさい街道を上回る人気なのが「あじさい神社」
あじさい神社の正式名称は「六條八幡宮(ろくじょうはちまんぐう)」室町時代から信仰を集める由緒正しい神社です。
六條八幡宮(あじさい神社)
高知市春野町西分3522
088-894-3814
うなぎのかね春を過ぎて、はるのの湯に入る道を左折。どんどん南にすすむとあじさいの旗が道々に立っていて案内してくれます。

あじさい神社 駐車場
駐車場は広々と50台以上停められそうだけど、そこに入ってくる道は細いです。
行き違いもできない細い箇所があるのでお気を付け下さい。帰り道は別の方向に出るように案内板があります。
駐車場から既にあじさいに囲まれています。ゆるい上り坂を登り神社へ向かう。
駐車場から出てすぐの左手に「山アジサイ」が植えられたコーナーに登る小路があります。
山アジサイは普通のあじさいよりも花の時期が早いので、もう咲き終わり少ししか見られませんでしたが、珍しい山アジサイが何種類もありますよ。
山あじさい
六条八幡宮があじさい神社になったのは、氏子さん達があじさいを奉納して、大事にお世話して育ててきたから。
今も氏子さん達、地域の方々が丁寧にお手入れをされているので、あじさい神社のあじさいは他のどこと比べても美しさが違います。
土から葉っぱや花など全てにおいて手入れが行き届いている。神社自体もとてもきれいに保たれていて、地域の人に愛されている神社なんだなと感じます。
あじさいの時期はテントが出て地域の方々がアイスクリンなど軽食を販売、あじさいの鉢も売ってますよ。
美しい参道、左右に色んな種類のあじさいが咲いています。
あじさい神社のあじさいは狭い範囲に色んな色の花が咲いている。あじさいは土壌が酸性かアルカリ性かで花の色が変わるので、赤・青が隣り合っているのは通常無いそうです。
それを実現しているのは、地中に板を入れて土を囲った状態で酸性(青)とアルカリ性(赤)の土壌を分けているから。赤の後ろに鉄の板(トタン?)が埋め込まれているの見えます?
昔はあじさいと言えば青色というイメージだったけど、近年鮮やかな赤やピンクの花が増えましたね。
華やかでかわいらしい赤に目を引かれるけど、しっとり落ち着いた水色のあじさいもやっぱり風情があっていい。
紫も高貴な感じがしていいですねぇ。
神社の前で神主さんが子どもに優しく話しかけている、なんとも絵になる風景。
きれいなあじさい柄の絵馬
あじさい神社 絵馬
手水場にもあじさい、水とあじさいはベストマッチ
小さな社務所があって、こちらで御朱印がいただけます。御朱印にもきれいな色のあじさいのハンコが押されてます。
あじさい神社 御朱印
お参りします。飾られている紅白の見事なあじさい、なんと同じ鉢に入ってました。なんでこんなにきれいな紅白になるんだろう??
こちらでもお守りが売られてます。おまもりもあじさい柄、あじさいの形の鈴守りがかわいい。
料金は自分で箱に入れる良心市方式、懐の深い神社です。
地域の方の売店の前に「歓迎花壇」と書かれた珍しい種類のあじさい花壇があります。どれも大切に手入れされてるきれいなあじさいちゃん。
華やかな八重のガクアジサイ
花びらがくるんと丸まった、ウズアジサイ
小さな花がふわふわとたくさんついてる
濃い紫もいいですね
5年前から毎年来てる、あじさい神社。本当にここのあじさいは大切にされていてきれい。こじんまりとした敷地の中に何種類もの珍しい品種が見られて指さしながら話も弾む。
それに神社と言う場所柄、全体にいい気が流れている感じがして、あじさい神社に来るだけで身体の中まで浄化される気がする。
また来年のあじさい楽しみにしています。
あじさい鉢の販売
2022年6月、訪れてみるとあじさい鉢の販売数がぐっと多くなってました。
鳥居隣の鉢販売所は年々規模が拡大していて、今年は色とりどりたくさんの鉢がありました。
育てているおじちゃんがそのまま売っているので、育て方のコツも詳しく教えてくれるし、いきなり値引きしてくれたりします。
そもそもの設定価格が普通の花屋さんで売ってるのの半分くらいなのでとってもお得。そしてとても元気で状態がよく、珍しい種類も売っています。
神社の横に設置されたアイスクリンなど売ってる臨時売店でもたくさん売っていました。
こちらも作っているおじちゃんたちが店番してるので、聞いたらアジサイの育て方を種類ごとに詳しく教えてくれます。
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