高知県東部の安田町にある山、神峯(こうのみね)は、神様がいらっしゃる山で、四国八十八カ所の27番目・神峯寺と神峯神社が共存しています。
だんなさんは子どもの頃お母さんに連れられてお参りに行ったおぼろげな記憶があるとのこと。
お寺と神社を更に登ると展望公園があるらしい、ちょっとした山登りに良さそうだね。
景色のいいところでお弁当を食べようと、途中の芸西村・「喜ら功」(きらこう)でお弁当を買い込みました。
神峯山(こうのみねさん)
高知県安芸郡安田町唐浜
高知市からは車で1時間半ほど、だんなさんの記憶によると細い急な上り坂を登って行ったとのこと。
土佐くろしお鉄道の唐浜(とうのはま)駅から北に入っていきます、あれ?思ったよりも走りやすい道。だんなさんが幼い日に通った道が整備されたのか?
道は細いけど対向車に会うことも無くスムーズに神峯寺に到着。
駐車場
道路はまだ上に続いているけど「これより先には、お寺の駐車場は有りませんので、当駐車場(有料)をご利用願います」との看板があり。
軽200円、普通300円
四国霊場第27番札所 神峯寺
広い駐車場とお土産&お食事処があり、駐車料金はお寺の納経所で払うそうです。
マップがある、神峯の道は「四国のみち」(四国自然歩道)になっているんだって。
右側の長い階段が神峯神社へと続く道、左のすぐ門が見えているのが神峯寺の道。
まずは神峯寺に向かいます。
神峯寺の仁王門
中には色鮮やかな仁王様が左右に鎮座。すごく色がきれい、最近塗り直されたのかな?
トイレの神様
少し進むと左手にトイレ、そしてトイレの真正面に神様、なぜこんなところに?!
こちらの神様は「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」といって、あらゆる不浄・汚れを清める、通称「トイレの神様」!
知らなかった~トイレの神様は女神さまかと思ってた(それは弁天様ですね、その説もあり)
成功者は常にトイレをきれいにしているというし、烏枢沙摩明王をトイレに祀り掃除に励むと金運が向上すると巷では言われているらしい。
烏枢沙摩明王のお札買ってくれば良かった、今度来たら絶対買って帰る。
どこを見ても美しく管理されている神峯寺、池もキレイ錦鯉が優雅に泳いでます。
庭木の剪定がすばらしい、角がシャキーンとしてるよ。
霊水・神峯の水
手水場が土佐の名水にもなっている湧水「神峯の水」
霊水として有名で、遠くから水を汲みにやってくる人もいるそうです。もっとグビグビ飲めばよかったな。
神峯寺は山の斜面に建っているので、本堂までの道も急な上り坂。
左右の庭園や後ろの景色を楽しみながら登ります。
神峯寺 本堂
本堂に到着、みちびき弘法大師がお出迎え
本堂手前に仏足跡があります、この仏足跡を合掌した手で身体の悪いところをなでると罪障を滅してくれるそうです。
十一面観世音菩薩を祀る本堂
護摩木300円があったので、願い事を書いてお願いしてきました。
本堂横に大師堂こちらの看板有、案内の通り右手に進みます。
おや、大師堂への道に不動明王が鎮座。なんとも美しい明王様、緑に映えて本当にそこにいらっしゃるみたい。
大師堂
すっきりと静謐な空気ただよう大師堂
神峯神社
御大師様にも手を合わせて、今度はさらに上に位置する神峯神社に向かいます。
石段を登るよ~五台山のへんろ道を思い出すな。
杉の巨木の向こうに神社が見えてきた
最後の石段、かなり急角度。お年寄り登れるのかな?うちの親は無理だろうな。
神峯神社の祭神は大山祇命(オオヤマツミノカミ)、山の神様。神峯山には神様がいる感じが確かにします。
江戸時代中期に建立された本殿は、風雨に耐えた月日を感じさせるけど、彫刻などは見事。
燈明巌
本殿右側に「燈明巖(とうみょういわ)」の説明書きがある。
夜になると青白く光る巨岩があるんだって、天変地異や戦争が始まる時にも光ったらしい。
そこら辺の岩を「これかな?」とか言いながら見てたけど、甘かった。少し上に上がったところにあった燈明岩はとんでもない大きさだった。大きすぎて、岩と言うか山の一部みたい。
不思議に丸く窪んだところが何カ所かあるんだよね、なんであんなにきれいに丸く削れたんだろう?
ここから山頂まで登山道が整備されています。
ゆっくりコースは通行止めなので、らくらくコース 展望公園まで300m
他に人影も無く、トトロが居そうな山をゆっくりと登っていきます。
いや、リアルに猪が出そうでちょっとドキドキ。
15分くらいで頂上に到着、展望公園というだけあって広々とした空間が広がり、きれいに整備されたトイレもあり。
神峯山頂展望塔
何よりも驚いたのはコレ!どどーんと大きな展望塔がそびえたってます!おっきい~~23mだって。
こんなに立派な展望塔があるとは知らなかった、すごいな安田町!やるなぁ
けっこう新しいみたいだけどいつ建てたんだろう??コンクリート作りで、中にはらせん階段がグルグル何回もまわります。
所々に「非常口」の案内があるけど、え?どこのことなの?
頂上に到着!見よこの展望を!
残念ながらこの日は白くもやがかかったようになっていて遠くまでは見通せない。
澄み切った晴れの日は室戸岬から足摺岬、石鎚山まで見えるそうです。すごいね!
観光地に良くある双眼鏡、なんと無料。安田町ふとっぱら。
展望塔を降りて、下りは反対側から行ってみようか。この展望公園に管理の人が来ているようで、ここまで車で上がってこられる道がありました。
歩いて登るのがキビシイ方は車で来て眺望を楽しめるね。桜の木も植えられているし春はお花見がてらお弁当食べに来てみたいな。
神峯山 展望公園
正式名称は「神峯山・空と海の展望公園」というらしい、1992年に作られたんだね。
講演の案内図があった。「あかの庭」「きいの庭」「しろの庭」と名付けられたエリアがあるようだ。
恐らく以前はそれぞれの色の花が咲いていたんだろうけど、今は整備されてない。しろの庭に名残の水仙が少し、もうすぐ咲くね。
下りは快適、とんとん降りるよ。でも途中急斜面過ぎて怖い。
あ、膝がわらってるわらってる。これは筋肉痛になるな~
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