11月の読書感想

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最近読んだ本の感想をまとめて書いておきます。

『あの家にくらす四人の女』 三浦しおん

帯のキャッチコピー【うらやましいほど愉快な共同生活】

あの家に暮らす四人の女 (中公文庫)

谷崎純一郎の「細雪」をベースに?オマージュ?した作品で「細雪」と同じく4人の女性が登場する。

でも姉妹じゃない、なんなら血も繋がっていない、でも一つ屋根の下暮らしている。そしてその家の敷地内にはもう一人、血縁ではない男性(じいちゃん)も暮らしている。

最近よくありがちなシェアハウスとは一線を画す女性たちの暮らしぶり、ほどよい距離と空気感。あぁこんなの憧れると思う女性は多いだろうな、私もすごく憧れる。

 

『人喰い』 笹沢左保

【たった5ページをめくるだけで、あなたは物語を読み終えるまで必ず騙され続ける。】

人喰い (双葉文庫)

笹沢左保を知らずに読み始めたら、えらくクラシカルな語り口と昭和初期の時代背景?著者紹介を読んで知った「木枯らし紋次郎」を書いた人なんだね。

この作品も1960年に書かれた作品だそうで納得。クラシカルな語り口の推理物だけど意外と読みやすく、アガサクリスティーのような古き良き時代の小説だなぁとその雰囲気も込みで楽しめた。

内容はこのまんま2時間ドラマにできちゃうなと、この役は誰がいいかしらと考えながら読むのも楽しい推理小説。現代の軽妙で読みやすい小説ばかり読んでいるとたまにこんな文体もいいね。

 

『消滅世界』 村田沙耶香

【世界から家族、セックス、結婚…が消える】

消滅世界 (河出文庫)

「コンビニ人間」で気になってた村田沙耶香、初めて読んだ。

現代社会のちょっと先、ありそうでさすがに無いだろう

でもこうなってもおかしくないよな、いやこうなった方がいっそ楽かもね。

内容はダークファンタジーとも言える架空なんだけど、ドキュメンタリーみたいな淡々さらっとした感触。

嫌いじゃないけど、他の作品はどんな感じか要チェック。

 

『涙香迷宮』 竹本健治

【このミステリーがすごい2017年 第1位 空前絶後の謎解き!】

涙香迷宮 (講談社文庫)

読み始めて気づいたけど、高知県安芸市出身の黒岩涙香がテーマだった。

黒岩涙香(るいこう)は、作家・翻訳家で新聞社を興した明治の著名人、ってこの本読むまで知らなかった。

ストーリーは嵐の中で孤立した山中の建物で殺人と言うベタな内容。黒岩涙香の紹介小説という感じ。

髙橋克彦を彷彿とさせる、膨大な知識をどかんと書き連ねるところとか(正直飛ばし読みした)囲碁やパズルの謎解き好きの人が読むとより楽しめそうな作品。

 

『二千七百の夏と冬』 萩原浩

「第5回 山田風太郎賞受賞作!!」

[まとめ買い] 二千七百の夏と冬

縄文・弥生時代を舞台に物語を書く、書ききるってすごい。

正直、読み飛ばしながらの部分もあったけど、軽くて読みやすい青春恋愛ものでした。

そう、古代が舞台だけどあくまでも恋愛ものなのよね、歴史や専門知識を書き連ねるのではなく、二千七百回前の日本でも今と同じように若者は恋してたっていう事実をタイムマシンに乗って見てきたまま書きましたという、すごく昔なのに現実的な物語だった。

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